攻撃を相手のミニオンに当てるのか、ヒーローに当てるのか。
この選択は、ハースストーンにおいて非常に重要で、その後の展開をどこまで読めるかという腕前が問われるところです。
今回は、こんな場面。
これは…これはかなり絶望的。
6マナしかないし、出せるカードと言えばもうこれしかない。
味方のミニオンが死亡すると相手にグレイブを投げるラススケール・ナーガ。
これと、イリダン党員による急襲はわかりやすいコンボです。
ただラススケール・ナーガの攻撃はフェイスに飛ぶこともあるので、ミニオンをせん滅できる保証もない。
しかし、ここはなんとか肉の巨人(8/8)を落とすことに成功。
一応相手を殴って2点回復し、残りライフ10点。
次のターン、相手はマナアリのモッシャーで攻撃+3と生命奪取。
これはいよいよ絶望的…
では、突然ですがここで問題です。
あなたならこの生命奪取のついたミニオンの攻撃力8点を、どこにぶつけますか?
A. ミニオン
B. フェイス
さて…
対戦相手の回答は…
B. フェイス !!!
さっき殴って2点回復してなかったら、ここでやられてました。
相手の頭の中にも、バフすれば勝てるという頭があったのだと思います。
しかし、これが勝負の分かれ目でした。
今度はイリダン党員6体。ラススケール・ナーガが今日はとても輝いています。
残り2点と呪文で余裕のリーサル圏内ですが、ミニオンの除去に成功。
ここから…
さらにミニオンを展開されるも…
ここで引いたフェルスクリームブラストも神ドローで、これによりライフ5点へ。
これにより、ウォーロックの呪文「魂の炎」(1マナ4点)で倒せなくなりました。
ラススケール・ナーガがまたしても仕事をして、相手の盤面は空に。
結果、相手も手段が尽き…
勝利!!
最後に相手が放棄したカードに魂の炎があったので、本当に1点2点遅れていたらリーサルという、ギリギリの勝負でした。
ハースストーンはこういう試合が多いから、ほんと1点2点を大事にするプレイングというのは、勝負の分かれ目を制する、と言えると思いますね。
そして、ミニオンを殴るのかフェイスを殴るのか。
今回はフェイスを殴ったことが裏目に出ましたが、その後に挑発を立てられたり有効な除去があったりした場合、呪文でとどめを刺せなくなるので、フェイスに行くというのが必ずしも間違いではない。
しかし、面倒なミニオンを残さないことも重要。
ハースストーンは運ゲーなところはありますが、こういうところの選択は本当に腕前が問われるなあ、と思います。